コンテンポラリー・ウェディング・イベント・デザイナー

 

Brad Austin (ブラッド・オースティン)

 

ビバリーヒルズを拠点とし、アメリカのみならずヨーロッパでも、名を轟かせているエミー賞 受賞イベント・デザイナ‐、ブラッド・オースティン。彼のセンスが光るイベントアートは、 世界中のアーティストをも魅了し、映画界からも広く支持されています。日々、ゴージャスな パーティーアートを顧客らに披露し、伝統への敬意と新しいものへの寛容と探究心、クラッシ ックと新鮮さの融合こそが彼の独特なスタイルとなっています。


世界の頂点への軌跡
  ‐フラワーデザイナーとして出発

彼の才能は幼いころから花開いていました。花への限りない興味と情熱は、世界のフラワーデ ザイナーのトップの一人へと、自然と駆け上がっていったと言っても過言ではありません

彼からこれを裏付ける興味深い幼少の頃のお話を伺いました。

“子供のころ、僕はよく庭の花を集めて、近所の方へプレゼントをしたんです。みんな大変こ の花束を喜んでくれたんだけど、これには後日談があったんですよ。みんなとっても喜んでく れたんだけど、本当は、自分たちの庭からこの花が摘み取られてさえいなきゃ、もっと嬉しか ったんだっていうこと。後から分かったんですけれどね。”ブラッドは笑いながら話してくれ ました

芸術園芸家を目指し、イリノイ州立大学で学位を取得。グンジ・キミコ教授に師事し、日本 の生け花を習得する傍ら、ヨーロッパの高度な園芸技術も学び、自己の感性を磨きながら 修練を積みあげました。その後、ロサンゼルスに移り、ビバリーヒルズのウェディング・ フロラルに勤務しながら、才能を徐々に開花させていきました。


‐独立、そして一躍トップへ‐
フロリストからコンテンポラリーイベントデザイナーへ

1997年ブラッドは独立し、彼の会社“ブラッド・オースティン・イマジネーテブ・フローラル ズ”を立ち上げました。彼の独特で想像性豊かな個性に富んだ作品の数々は、エンターテイメ ント業界でも賞賛され、オバマ大統領や、アントニオ・バンデラス、メラニー・グリフィス、 ハリソン・フォード、マイケル・J・フォックス、ベット・ミドラー、レネ・ルッソなど、数々 の映画プロデューサーや監督、セレブ達のデザインを手がけ、好評を得ています。

 

実に80以上の映画や25のテレビショー番組、2つの連続ドラマの世界でも力を発揮し、数を挙 げれば切りがありません。これらの功績により、TV製作芸術の優秀を競うデイタイム・エミ ー賞のセット装飾の部門では、4度も受賞を果たしています。

 

以下が、ブラッドが手がけた作品です。

  • ロバート・デニーロの『ミート・ザ・ペアレンツ3』(原題:Little Fockers 2010年他出演:ダスティン・ホフマン、バーバラ・ストライサンド)
  • トム・クルーズの『バニラ・スカイ』(2001年他出演:ペネロペ・クルス、キャ メロン・ディアス)
  • ハリソン・フォードの『エア・フォース・ワン』
  • クリント・イースト・ウッドの『目撃』(原題: Absolute Power)
  • 『ヤング・アンド・ザ・レストレス』(The Young and the Restless:米CBSで1973 年から放送中の連続ドラマ。デイタイム・エミー賞では7度の作品賞を受賞)
  • 『ボールド・アンド・ザ・ビューティフル』(The Bold and the Beautiful:米CBS で1987年より放送。世界125カ国で放送されている連続ドラマ。)

‐仕事への姿勢‐

これだけの華やかの場での活躍を経験しながらも、彼の本当に望んでいる仕事は、ウエデ ィングやパーティー、イベントなど、人生の記念となるその日に、その人の心に残る瞬間 を作っていくことです。

“家族の一番大切な節目のイベントに、何かお役に立てれば大変光栄ですね。これって仕 事というよりも、もっと僕にとって意味のあることなんです。個人的に僕のお客さん方を よく知るようになるってことや、お客さんの好みを理解していくこと、そういったことが、 しいては忘れられない思い出を作っていく役目を果たせるようになっていくんだ、ってこ とに気づいたからなんです。”と彼は語ってくれました。

この気持ちを忘れずに生かしていくため、ブラッドはお客様と仕事が始まるときはいつも、 まず顔を合わせ、相手のアイデアや希望、好み、それに嫌いなものを理解しようとするこ とから始めます。そこから中心となる考えを基にした手作りの演出を考え上げ、それから 実際のテーブルや会場全体のアレンジメントを構想していきます。

“イベントへ思いを巡らせることがきるということは、お客さんに満足してもらうために も大変役に立つことなんです。僕は単に会場をセットアップするだけでなく、タオルひと つにしても、待合室のアレンジであっても、音楽、写真家など、イベントのコンセプトに 係ってくる多くのもの全てをコーディネートします。言い換えれば、僕はお客様個々の希 望を自分のこととして考え、係っていくことができると思っています。”


‐ブラッド、仕事へのコンセプト‐

“人生と仕事を通して、僕はいつも色彩に魅入られてきました。その色が、シックな装い であろうがなかろうが、厳粛なものであろうが、季節ごとの喜びや心を振るわせるような 出来事の時に沿った色であろうが、何であってもです。一生に一回の出来事に対し、失敗 が無いように、全ての環境を整え、作り上げようと、自然の感覚を駆使しながら仕上げる ということは、自分の責任の重大さを考えると一種のスリルを感じることもあります。”

お客様に満足してもらうイベント・デザイナーとしての製作に少し余裕があるときは、ブ ラッドは庭のデザインを手がけたり、写真の勉強をしたり、植物のイラストに没頭してい ます。アメリカやメキシコ、イギリス、スペイン、ギリシャなど、世界各国の顧客のため に美しい庭のデザインも手がけてきました。

“こんな仕事を通して、自然がどんなに私たちの世界を豊かにしてくれているか、そして どんなに小さなものであっても、その周りの全てのものと、いかに密接に関連を持ってい るか、ということに気付かされていつも驚かされてばかりです。僕の自然への強い興味は、 僕の仕事の中へ生かされ続けています。それが私の天職であり、私が手掛ける全てのアレ ンジメントの中に見出すことが出来ると信じています。”


略歴

出身:シカゴ

学歴: イリノイ州立大学にて、芸術園芸の学位取得。

グンジ・キミコ教授を師事とし、日本の生け花も習熟する。

職歴: ビバリーヒルズのウェディング・フロラルにフラワーデザイナーとして

勤務し、徐々に才能を開花。

1997年“ブラッド・オースティン・イマジネーテブ・フローラルズ”を設立し

世界各国のセレブ達から高い評価を得ている。

 

受賞: デイタイム・エミー賞、セット装飾部門で、4度受賞。

主要活動場:SLS ホテル (ビバリーヒルズ)

 

フォーシーズンズ ホテル(ビバリーヒルズ)

 

ベルーエアーホテル (ベルエアー)

 

リッツ・カールトン ホテル (ロサンゼルス)

 

ザ・スタンダード (ハリウッド

 

その他